“収穫量の多いコメ”など、100以上の品種改良を成功させてきた「重イオンビーム」「品種改良」農学博士の阿部知子【夢の扉+】2013年4月21日: 「夢の扉」+産業科学などの情報ブログ。

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“収穫量の多いコメ”など、100以上の品種改良を成功させてきた「重イオンビーム」「品種改良」農学博士の阿部知子【夢の扉+】2013年4月21日


米科学者団体「憂慮する科学者連盟(Union of Concerned Scientists、UCS)」は14日、食糧不足の緩和に役立つとされ、この10年以上の間に米国で作付面積を増やした遺伝子組み換えのトウモロコシと大豆は、実際には穀物の増産にほとんど寄与しなかったとする報告書を発表した。
 報告書では、「この高額な費用を必要とする遺伝子組み換え技術の成果に関する現実的な調査の結果、この技術が今後の世界の食糧供給において大きな役割を果たすことはほとんどないと考えられる」と結論づけている。


「TPP」議論が、盛んとなっている日本列島。
日本に輸入される農産物には高い関税がかけられている。
それらが、撤廃されたら、農産物が、ドッと海外から日本国内に流入することとなり・・・。
つまり、関税分がないだけ、恐ろしいほど安価な農産物が、流入してしまう。
しかし、日本の農産物は、まちがいなく世界一美味いし、安全だ。
それら日本の農産物に、さらなる磨きをかけるべく品種改良が重ねられている。

品種改良というと、近年は「遺伝子組み換え」の方法がかなり一般的な方法として有名となっているが。
遺伝子組み換えの農産物の人体に与える影響は、未だ、未知数なのだ。
どんな危害が人体にあるのか、定かではなっていない。それは、世代を超えての影響という懸念もあるのだ。
しかし、ここ日本では、「遺伝子組み換え」ではない世界に類を見ないようなある方法での農産物の品種改良が行われているのだ。

夢の扉+
2013年4月21日(日) 18時30分〜19時00分
より甘くおいしい果物や、病気に強い野菜など新たな品種を作り出す「品種改良」。
これまで、10年以上費やしたその研究期間を劇的に短縮する、“夢のビーム”がある。
目に見えない光「重イオンビーム」だ。
このビームを使って、日本で初めて品種改良に成功したのが、農学博士の阿部知子。
阿部は、“長持ちする花”、“収穫量の多いコメ”など、100以上の品種改良を成功させてきた。
阿部が新たに取り組むのは、東日本大震災で壊滅的な被害を受けた三陸の特産物。
国産の約7割を占めるワカメや、コンブを“早く大きく育ち、水質に左右されない”品種に改良しようと奮闘する。
果たして、三陸の特産品に新たな命を吹き込めるのかー?
『自らの技術でこれまでにない品種を生み出し、たくさんの人を笑顔にしたい』信念と情熱の研究者、阿部の夢に迫る。


【仁科春果(はるか)・小町(こまち)デビュー】
理化学研究所仁科加速器研究センター(埼玉県和光市)の阿部知子・応用研究開発室生物照射チームリーダーらは、加速器「リングサイクロトロン」から発生する重イオンビームを用いて、サクラの新品種「仁科春果(にしなはるか)」と「仁科小町(にしなこまち)」を作出し、今月から販売されることを発表した。サクラ育種家である「JFC石井農場」(山形市)の石井重久氏との共同開発による成果だという。

重イオンビームは、原子から電子をはぎ取ってできたイオンのうち、ヘリウムイオンよりも重いイオンを高速に加速したもので、研究チームは炭素イオンのビームを使い、植物に効率よく突然変異を起こさせる技術を開発した。これまでにダリアやペチュニア、バーベナなどの品種改良を行い、サクラについても「仁科蔵王」と「仁科乙女」の2つの品種を作り出した。この2品種は、ビームを照射した枝そのものが変異し、それをクローン増殖して新品種としたが、「仁科春果」「仁科小町」は、照射した枝には大きな変化がなく、交配を経た次世代で初めて変異が見つかったという違いがある。

研究チームは2006年に、花の大きさが3.0-3.5センチメートル(cm)、花弁数が21-50枚の八重咲きのサクラ「春月花」の枝に重イオンビームを照射し、それを接ぎ木して開花させた集団内で自然に受粉させて、次世代の種子を得た。09年にその種子をまき、今年4月に開花した集団の中から見出したのが今回の2品種。「仁科春果」は、花の大きさが春月花に比べて4.1-4.2pと大きく、花弁数が23-25枚と安定した八重咲きが特徴で、甘い実を付ける。「仁科小町」は、花の大きさが1.3-1.4cmと小さく、花弁数も5枚の一重咲きだが、サクラでは珍しく、花が完全に開かない雪洞(ぼんぼり)のような形(ぼんぼり咲き)となるのが特徴だ。

2品種とも、今月14日に農林水産省に品種登録を出願した。「仁科春果」の花苗の増産は「とちぎ桜組合」(栃木市)の生産農家が行い、今月末から株式会社コメリ(新潟市)が販売する予定。「仁科小町」はJFC石井農場が花苗を増産し、今月20日から京阪園芸株式会社(大阪府枚方市)が販売しているという。


TBS「夢の扉+」4月21日 #99「新たな品種でみんなを笑顔に!」

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