「遭難者を背負うことができる」最強「レスキュー・ハーネス」開発・岐阜県警山岳警備隊小隊長・谷口光洋(56)【夢の扉+】2012年10月14日: 「夢の扉」+産業科学などの情報ブログ。

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「遭難者を背負うことができる」最強「レスキュー・ハーネス」開発・岐阜県警山岳警備隊小隊長・谷口光洋(56)【夢の扉+】2012年10月14日


内閣府は2012年8月29日、東海沖から四国沖の「南海トラフ」沿いで巨大地震が発生した場合、最大で32万人以上が死亡するとの推計を発表した。
 発表された内容は、冬の深夜に南海トラフ沿いで東日本大震災と同規模のマグニチュード(M)9.0クラスの巨大地震発生を想定したものとなっており、強風で勢いを増した最大34メートルの津波が太平洋岸を襲い、寝静まっていた人々が逃げ遅れるという条件下では最悪のシナリオになるとした。
 死者の大半として試算されているのは津波による犠牲者で、その他多くは倒壊物の下敷きになったり、地震で発生する火災で亡くなるとしている。
 2003年の推計では死者は約2万5000人とされていたが、この推計はM8.4の地震がもっと狭い範囲で起こった場合を想定していた。
 今回の報告書には最悪のシナリオを示すと同時に、国や自治体に防災対策の強化を促す狙いがある。

 2011年3月11日午後に起きた東日本大震災では、津波の高さは20メートルを記録し、死者・行方不明者は約1万9000人に上った。津波が直撃した福島第1原子力発電所では炉心溶融 (メルトダウン)が発生し、過去最悪に数えられる原発事故を引き起こした。
 日本の観測史上最大の死者を出した地震は、1923年の関東大震災。この時の地震では10万人以上が亡くなった。

「ハーネス(Harness)」とは、馬具のハミと手綱(たづな)のことで、「ハミ」(馬具)とは馬の口に装着させる金属の轡(くつわ)のこと。
これが一体となり乗馬した人間が馬を操ることができる。
それが転じて、現在では、ロッククライミング用ハーネスや、犬につける胴輪などとして使用される言葉になった。

レスキュー・ハーネス」とは、空中でホバリングしているヘリコプターに遭難者を引き上げる際体に装着させる安全ベルトのこと。
夢の扉+ http://www.tbs.co.jp/yumetobi-plus/
山岳レスキューのエキスパートが生んだ“最強の救助道具”〜1分1秒を争う遭難現場から登山者の命を救う!〜
2012年10月14日
消防などでは常用しているが、既成の製品を20年の歳月をかけて現場に合うように開発・改良してきたのが、岐阜県警山岳警備隊小隊長 谷口光洋(56)。
谷口が開発したのは、「遭難者を背負うことができる」という最強の「レスキュー・ハーネス」だ。
日本中から登山者が訪れる、人気の北アルプスを背後に控える岐阜県は、去年の遭難事故は100件を超え、5人が命を落とした。
谷口は、そんな死と隣り合わせの山岳地帯から、「1秒でも早く、1人でも多くの命を救いたい」という思いで、レスキュー・ハーネスの改良に取り組んだ。

谷口は、今年4月、岐阜県警の谷口は山岳警備隊では全国で2人しかいない、警視庁指定広域技能指導官の指定を受けた。
谷口が入隊した当時、救助道具は十分ではなかった。
そこで谷口は当時、山岳ヘリ救助の先進国だったフランスとスイスへ研修に出向き、帰国後登山用品メーカーと共に山岳救助専用のハーネス作りを始め、何度も改良を重ねていくこと10年、ついに最強のレスキューハーネスが完成した。
谷口が20年の歳月をかけて開発・改良してきた「レスキューハーネス」。ハーネスは、空中でホバリングしているヘリコプターに遭難者を引き上げる際、体に装着させる安全ベルトだが、谷口は現場のニーズに合うよう改良に改良を重ね、“遭難者を背負うことができる”最強のレスキューハーネスを生み出した。山は天候が変わりやすく、救助は一刻を争うが、このレスキューハーネスの導入により、救助に要する時間は格段に短くなったという。

 『救助は死と隣り合わせ。どんなに現場を経験しても気が抜けない』36年前、まだ谷口が新人の頃、「滝谷」という難所で滑落者が出た。現場に向かった先輩隊員が、落石をよけた際、足を踏みはずし命を落とした・・。搬送中に、谷口の背中で亡くなった人もいた。『救助は1分1秒が勝負なんです』 厳しい現場を経験してきたからこそ、今もなお、助けなければならない人たちがいる現場に立ち続ける。

 先月下旬、その「滝谷」でまた滑落事故があった。
谷口の元に遭難者の連絡が入ったその現場は、先輩・長瀬隊員の命を奪った錫杖岳(しゃくじょうだけ)の滝谷だった。
男性は重症だという。時刻は午後8時。「明日は天気が悪いから、今日中に助けないといけない!」真っ暗な中、ヘッドライトの光ひとつだけで険しい山道を、谷口は救助へと向かう。最新型のレスキューハーネスとともに…。果たして、無事男性を救助することができるのか?
ヘリが近付けるギリギリの場所で降り、谷口はレスキューハーネスで遭難者を包み込み、素早く装着した。
ほどなくヘリが現場へ到着し、救助は無事成功した。

東京(首都圏)直下型地震、関東、東海、南海、連動型巨大地震。
通称、「南海トラフ地震」、さらには富士山噴火。
巨大地震と大津波。
年々、地球温暖化が進んでいるようで、夏は猛暑、さらに台風は大型化。
救助を必要とする人は、今後、ドンドン、増えるにちがいない。
国土の7割がたが山岳地帯で、残りの3割ほどの平野部に1億2千万人以上がひしめいている「寿司詰めジャパン」。
先進国の中で、もっとも自然災害が多いという島国。
今後もドンドン、救助を必要としている人が、必ずや増えるにちがいない。


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この記事へのコメント
前略,ご免ください。

10月14日,TV番組で「レスキュー・ハーネス」開発者の事を知りました。登山道具会社の方と完成まで10年もかけられたそう。
防災・減災の為にも市販して下さればと
思いました。
Posted by 塩原晴俊 at 2012年10月14日 19:06
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